トレーナーのつぶやき「トレーナーを最も本気にさせるトレーニング種目」
どうも、ボディメイクトレーナーの神林です!
トレーニング指導の仕事をしていると、本当に色々なお客様と出会います。
私のようにボディメイクを専門とするトレーナーの場合、お客様は必然的にダイエットやバルクアップを目的とする方が中心となるのですが、それでも中には「スクワットで◯◯kg挙げられるようになりたい」とか「デットリフトの正しいやり方を教えて欲しい」という依頼があったり、ダイエットが目的でトレーニングを始めたお客様でも、トレーニングメニューの一つとして行っていたベンチプレスにハマってしまい「ベンチをもっと挙げられるようになりたい!」といつの間にか路線変更される方もいらっしゃって、なんだかんだで本格的にBIG3(※)の指導をすることも少なくありません。
※BIG3…スクワット、デッドリフト、ベンチプレスの3種目
そして、こういった依頼を受けた時の私は、身が引き締まりる思いでこの指導にあたることになります。
何故ならこのBIG3の指導というのは、トレーニング指導者にとって最もその腕が試される仕事と言っても過言ではないからです。
BIG3はトレーニングの基本と言われていますが、基本であるが故に奥深く、指導する側にとっても本当に難しい種目。
重量・回数・頻度・インターバルといった適切な負荷設定は当然のことながら、お客様の身体のアライメント・重心位置・筋力・筋持久力・筋繊維のタイプ・心理状態などのパーソナリティもしっかり把握した上で指導にあたらないと、結果を出せないばかりかお客様に怪我をさせてしまうことすらあり得ます。
だからこそ私を本気にさせてしまうわけです。
もちろん普段は気を抜いているわけでもそれ以外のトレーニング指導を軽視しているわけでもありません。それくらいBIG3の指導というのは高度な知識・技術・経験が必要だということです。
ちなみに、私はラーメン通でも何でもありませんが、最凶激辛ラーメン的な名前で、ただ辛さで味をごまかしたようなラーメンは好きではありません。
実際そういうお店の他のラーメンは美味しくありませんし、本当に美味しいお店のラーメンはシンプルな醤油ラーメンでも美味しいことを知っているからです。
話は逸れましたが、BIG3にもこのようなごまかしは効きません。
もし皆さんがジムなどでトレーナーに指導をお願いする場合は、併せて「BIG3をちゃんとやりたいです」と伝えてみて下さい。
実際、ほとんどのボディメイクでBIG3は有効だし、きっとそれを聞いたトレーナーはドキッとするか「この人わかってるな」という反応を見せると思います。
逆にそれを無視して流行りのトレーニングばかりを押し付けてくるようであれば、それはちょっと疑った方がいいレベルです。
ということで、ある意味最もトレーナー泣かせで最もトレーナーを本気にさせる種目。
それがBIG3なのです。