コロナ太りを吹き飛ばせ!「太る仕組み」からわかる「太らない仕組み」作り
外出の自粛や自宅でのリモートワークで運動不足の人が増え、いわゆるコロナ太りが新たな健康問題になるのではないかと多くの専門家が指摘していますね。
そんな中で今日は、痩せたいけどなかなか痩せられないという人にぜひ知っておいてもらいたい、人間が「太る仕組み」とそこから導き出される「太らない仕組み」ついて簡単に解説します。
解説動画はこちら↓
太る仕組み
食事から取ったカロリーは、まずグリコーゲンという「すぐに使える状態のエネルギー」として筋肉や肝臓に蓄えられますが、これを一度に蓄えておける量は成人でもせいぜい300g。
それを超える分、余った分は「すぐには使わないエネルギー」としてグリコーゲンとは違う形で別のところに貯蔵されてしまいます。
それが中性脂肪です。
ちなみに、食べたものがいきなり脂肪になるなんてことはまずあり得ず、必ずすぐに使えるエネルギーであるグリコーゲンから先に補充されます。
つまり、脂肪はあくまでカロリーが余った時にだけ増え、それによって人間は太るということです。
太らない仕組み
さあ、そうなると太らないようにするにはどうしたらいいか?
そうです。カロリーが余ることで太るなら、カロリーを余らせなければいいだけです。
具体的にいうと、筋肉や肝臓のグリコーゲンがいっぱいの状態で食事をするとカロリーは簡単に余って脂肪になりますが、グリコーゲンがすでに減っている状態での食事だったら、ただグリコーゲンが補充されるだけで脂肪にはなりません。
つまり、筋肉や肝臓に蓄えられた「すぐに使える人間が活動するためのエネルギー」であるグリコーゲンを食事の直前または直後に運動などで消費することで、カロリーが余って脂肪になるのを防げるわけです。
なので、太らない仕組みの答えはシンプル。
食べすぎたら動く、動かないなら食べすぎない
これだけなのです。
食事の前後に運動を
運動といっても色々ありますが、この場合はウォーキングやジョギングといった有酸素運動よりも、グリコーゲンをより多く消費するスクワットや階段登りなどの筋トレの方が有効です。
体脂肪が気になる人は、ぜひ食事のタィミングに合わせてこれらの運動を行なってみてください。