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噂の食べ順ダイエット!食べる順番を変えるだけで痩せるって本当?

 数年前に話題となった食べ順ダイエットですが、当時はテレビなどで取り上げられることも多かったので、聞いたことや実際に試したことのある方も多いのではないでしょうか。

今回は、今更ながらにこの日本発祥(※)の画期的なダイエット法に付いて解説したいと思います。

 

※ 食べる順番ダイエット 「最初に野菜、ご飯は最後」ニッポン発の画期的方法 : J-CASTニュース

 

 

食べ順ダイエットとは

食べ順ダイエット

 

食べ順ダイエットとは、主食・主菜・副菜といった食事の献立を以下のような順番で食べるダイエット法です。

 

食べる順番

① 副菜(野菜・キノコ類・海藻類など)

② 主菜(肉・魚・卵・乳製品・大豆製品など)

③ 主食(ごはん・パン・麺類など)

 

メカニズムと効果

食物繊維の多い副菜を先に食べることによって、あとから入ってくる主食の炭水化物(糖質)の吸収を遅らせます。すると血糖値の上昇速度が緩やかになり、インスリンの分泌が抑えられます。

インスリンは、血糖を脂肪に変えることによって上がり過ぎた血糖値を下げる働きのあるホルモンなので、この分泌を抑えることによって体に脂肪が溜まるのを防ぐことができます。

 

その他

実際にこの順番で食べてみると、おかずを先に平らげた後で残ったごはんだけをおかず無しで食べることになるので、人によっては食事の楽しみが半減するということもあり得ます。

そういう場合、少なくとも副菜を完食した後で主菜をおかずにしながら主食を食べるといった手順でも同様の効果は得られます。

 

 

「食べる順番を変えるだけで痩せる」は本当?

食物繊維を先にとることで糖質が脂肪に変わりにくい食べ方にするという食べ順ダイエットですが、これが有効なのは 糖質の適正範囲内で食事をとった時に限られます

つまり「食べる順番を変えるだけで痩せる」と言うのは間違いです。

 

何をどんな順番で食べたとしても、糖質が余ってしまえば血糖値は上がりますし脂肪も増えます。

 

また、食物繊維が糖質の吸収を遅らせるとは言ってもブロックするわけではないので限度があります。食べ順ダイエットの効果を過信してカロリーオーバーにならないように気を付けましょう。

 

食べ順ダイエットのもう一つの効果

結局『血糖値の上昇を抑える』という効果に関しては食事の量次第ですが、食べ順ダイエットの効果はそれだけではありません。

食べる順番を意識しているということは、その時点で副菜・主菜・主食を食べている、つまり栄養バランスが取れているということ。これはダイエットにおいて非常に重要なポイントで、脂肪の燃焼効率やリバウンドの有無にも関わってくる部分です。

この効果がもれなく付いてくるだけでも、食べ順ダイエットは十分取り組む価値のあるダイエット法と言えるでしょう。