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【遺伝子ダイエット】洋ナシ型(UCP1型)食事と運動のポイント解説

 以前の記事に引き続き、今回は【洋ナシ型】の特徴とダイエットへの応用についてより詳しく解説します。

 

遺伝子ダイエットの概要については、以下のリンクからご覧ください。

【遺伝子ダイエット】太り方は遺伝する?人によって太り方が違う理由 - ダイエット&体作りブログ「オフィスボディメイク」

 

主な特徴

洋ナシ
洋ナシ型はUCP1(脱共役タンパク質1)に変異を持っており、太ると皮下脂肪がつきやすく、特に下半身が太って見えるタイプです。この体型を果物の洋ナシに例えて洋ナシ型と呼ばれています。

日本人では約25%がこの変異を持つと言われ、特に女性に多く見られます。

別名【脂質リスクタイプ】とも呼ばれ、この遺伝子に変異があると褐色脂肪細胞で行われる脂肪を利用した熱の産生がうまくいかず、その分脂質の代謝がしにくい体質となってしまいます。そのため、揚げ物や脂っこい物などを食べると、それを熱エネルギーとして消費せずに皮下脂肪として蓄積してしまう傾向にあります。

また、内臓脂肪がつきやすいリンゴ型と比べると生活習慣病のリスクは低いものの、リンパの流れが悪くなってむくみやすかったり、体熱を生むのが苦手なことから冷え性になりやすいのもこのタイプの特徴です。女性の場合は子宮関連の病気のリスクも高いと言われています。

 

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食事の注意点

洋ナシ型の人は、揚げ物やラーメン、ケーキなど脂っこい物を好む傾向があるとされています。もちろん該当する人は、こういった脂質の摂りすぎには注意するべきですが、これは嗜好の問題でもあるのでおそらく該当しない人もいるでしょう。

そのような人も含めて洋ナシ型で特に注意して欲しいのが「基礎代謝阻害」。UCP1に変異を持ったこのタイプの人は、そうでない人に比べて1日の基礎代謝量が100kcl(リンゴ型の遺伝子変異も同時に持っている場合は300kcal)ほど低くなる傾向があります

これによって基礎代謝量をもとにした1日のカロリー計算に誤差が生まれ、食べ過ぎていないつもりが実は食べ過ぎになっているということがあるので気をつけましょう。

また、油をとる時はその質が重要なポイントです。マヨネーズやバター、肉の脂肪などの飽和脂肪酸を含む食品は極力避け、必要な油はオリーブオイルや青魚など不飽和脂肪酸の多い食品から摂るようにしましょう。

 

運動のポイント

ジムで有酸素運動

洋ナシ型の運動のポイント

 

洋ナシ型の人には、脂質を多く消費する有酸素運動が効果的です。

ただし、水温の低いプールでの水泳など、体温を下げてしまうような環境で行う有酸素運動は逆効果となりますので注意が必要です。

サプリメントを利用するなら、脂肪分解酵素を活性化させるL−カルニチンなどが含まれたものを運動前に摂取すると良いでしょう。

 

また、洋ナシ型は比較的筋肉がつきやすいのもあり、糖質をメインに消費する筋トレに多くの時間を割く必要はありませんが、前述のとおり肩甲骨周りの褐色脂肪細胞が機能低下しやすいという特徴も持つことから、肩甲骨を動かしながら行う背中のエクササイズや脚の引き締めを目的としたエクササイズを取り入れたメニューはオススメとなります。

 

ジムでのエクササイズ例

・ワイドスクワット 10回×3セット

・シーテッドローイング 10回×3セット

・トーソローテーション 10回×3セット

・トランクカール 20回×3セット

・トレッドミルウォーキング 6km/時 40分

 

まとめ

● 食事は脂質の摂り過ぎに気をつける

● 基礎代謝が低くなることを念頭に置いて食べ過ぎに気をつける

● 特に女性は冷えに注意

● 運動は有酸素運動を多めに。常に身体を動かす習慣を。