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意外な効果が!?加圧トレーニングを3カ月行った結果

芸能人やアスリートも行うトレーニング法として注目され、人気の加圧トレーニング。

短時間で効果が得られるトレーニング法として今も尚有名ですが、実際の効果はどの程度のものなのか?

やった人しか分からない部分もあると思うので、実体験を踏まえてご紹介したいと思います。

 

加圧トレーニングとは

血流制限トレーニング

加圧トレーニング(BFRトレーニング)とは、専用のベルトで腕や脚の付け根を締め付け、血流量を制限して行うトレーニング法のことです。

 

メカニズム

これによって腕や脚に乳酸が溜まり、直後にベルトを緩めて(徐圧)乳酸を体内に一気に流すことで、脳下垂体が反応して成長ホルモンが分泌されると言われています。

 

特徴

血流制限による化学的な負荷を用いたトレーニングなので、一般的な筋力トレーニングで用いられる重いウェイトのような物理的な負荷がそこまで必要ありません。軽いダンベルやチューブ、自体重などで行う5〜10分程度のトレーニングで十分な負荷を加えることが可能です。

高重量を扱ったトレーニングに不安のある人やトレーニングの時間短縮をしたい人、器具を使わず自宅でトレーニングを行いたい人にも向いています。

 

加圧トレーニングの効果

加圧トレーニングの老舗 KAATSU JAPAN株式会社 の公式HPによると「5大効果」として以下の効果が期待できるとされています。

 

・ダイエット効果

・血行促進

・回復力アップ

・筋力アップ

・若返り、美肌

 

加圧トレーニングを3カ月行った結果

さて、ここからが本題です。

実は筆者も加圧トレーニングの経験者で、以下のような内容で3カ月間集中的に行いました。

 

期間: 3カ月間

頻度: 週2回(1回30分)

内容:上半身、下半身に分けた分割法。それぞれマシーンとダンベルやバーベルを使ったフリーウェイトを組み合わせて4〜5種目ずつ。

備考: 体験者(筆者)は30代男性。以下の条件を考慮されたし。

*食事内容は実施前と変えていない

*期間中、加圧トレーニング以外の筋トレは行わない

*トレーニング歴15年。基本的なフォームも筋肉への効かせ方も習得している

*感想は個人的なもの

 

細かい経過は省いて結果だけ簡単にご紹介します。

 

■ 体重と体脂肪率

体重74.0kg →74.5kg(+0.5kg)

体脂肪率15.1%→13.2%(-1.9%)

 

体重が増えていますが、体脂肪率が下がっています。

これが意味するのは、筋肉の量が増えたということです。

サイズの計測はしていませんでしたが、服を着た時の感じから腕や脚、背中などの筋肉が少し大きくなった実感もありました。周囲の人にも「デカくなった?」と言われたのでほぼ間違いなく筋肉は増量したと思われます。

 

ただ、ダイエットになったかと言われれば、これはその後の問題です。

加圧トレーニング自体もカロリーは消費しますが時間は30分と短く、何より筆者の場合は食事を変えていません。最初から予想はしていましたが、この期間中に目に見えての減量は難しかったようです。

KAATSU JAPAN の言うように、加圧トレーニングは筋肉を増やして「脂肪の燃えやすい体にする」ものであって、それ自体が直接脂肪を燃焼させるものではないということでしょう。

 

■ 思ったよりキツイ

これに関しては完全に予想を超えてきました。

著者の場合はトレーニング経験者ということもあり、最初こそ慣れるためのメニューから入りましたが、最終的にはかなりキツめのメニューをこなすことになりました。

これに関してはトレーナーの指導方針にもよりますが、例えば加圧ベルトを巻いて行うスクワットは追い込むと足腰が立たなくなりますし、ショルダープレスの後は腕が肩より上に挙がらなくなります。

「軽い重さでトレーニング効果が出せる=楽して効果が出せる」というわけではないのです。

 
■ 筋力が落ちた!?
加圧トレーニングを行なって気づいたことがもう一つあります。
実施前に挙がっていたベンチプレスなどの重量が挙がらなくなっていたことです。
加圧トレーニングの効果の一つに筋力アップがありますが、これはあくまで普段トレーニングを行なっていないもしくは非常に軽い負荷でしか行なっていな場合に得られる効果だと思われます。
やはり重量を挙げるための筋力は、その「重さ」に筋肉を適応させることが必要であり、3カ月間軽めの重量しか扱わなかった身体は、こちらの「軽さ」の方に適応してしまっていたということでしょう。

すでに高度にトレーニングをしてる人が加圧を取り入れる場合は注意した方が良いポイントかもしれません。

 

加圧トレーニングには専門家の指導が必要

加圧トレーニングは、ベルトの締め過ぎや長時間の血流制限によって思わぬ事故を起こすことがあり、特に血液疾患や心疾患を持っている人、高齢者が行うには細心の注意が必要になります。

そのため、市販されている加圧ベルトや加圧シャツなどで誰でも簡単に行うことはできるものの、素人は安易にこれらに手を出さない方が無難です。必ず資格を持った指導者の管理の下で行いましょう