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甘酒が美容と健康に良いと話題に!気になるダイエット効果は?

もうすぐお正月ですね。お正月と言えば、習慣的に甘酒を飲まれるという方も多いと思いますが、近年この甘酒が「美容や健康に良い」とテレビで取り上げられるなどして注目を集めています。

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甘酒の美容効果

(米麹)甘酒には、肌の新陳代謝を促すビタミンB群やシミの原因となるメラニンの生成を抑えるコウジ酸が含まれています。

また、美容成分の分野に詳しい東京工科大学の前田憲寿教授の研究によれば

「米麹と酒粕の両方を使用した甘酒を継続して飲むことで、皮膚の表面温度が上昇し、目の下のクマが改善した

とのことで、主に肌関連の美容効果が期待できそうです。

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甘酒の健康効果

甘酒は健康にも良いと言われています。

これは前述のビタミンB群に免疫力をアップさせる効果があることに加えて、血管の収縮を抑制する働きを持つペプチド(アミノ酸の結合したもの)も含まれていることから高血圧の改善に有効であったり、同じく食物繊維やオリゴ糖によって腸内環境を整える効果も期待できることが理由に挙げられます。

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甘酒は栄養が豊富?

話題となっている美容効果や健康効果は、上記のような甘酒に含まれる様々な栄養素から生まれるものなので、甘酒は「栄養が豊富な飲み物」「飲む点滴」と称されることがありますが、具体的にはどのような栄養素がどのくらい含まれているのでしょうか?

以下にまとめてみました。

 

◾️甘酒の主な栄養成分◾️ ※100gあたり

・糖質(ブドウ糖、オリゴ糖)17.9g
・食物繊維 0.4g
・タンパク質 1.7g
・脂質 0.1g
・ビタミンB群(B1、B2、B3、B6、葉酸) 0.26mg
・ナトリウム 60mg
・リン 21mg
・カリウム 14mg
・マグネシウム 5mg
・カルシウム 3mg

 (参考:五訂増補食品成分表2009)

 

甘酒の主な栄養成分は、全体の約18%を占めるブドウ糖です。次いでタンパク質(アミノ酸を含む)や脂質、ビタミンB群、ナトリウムなどのミネラルが合わせて約3%。残りの約79%は水分でできており、これは病院の点滴の成分と少し似ています。

美容や健康に良いとされているのは、主にこの「約3%」部分に含まれる栄養素の効果によるものですが、こうして見るとブドウ糖以外の含有量は特筆して多いというほどではありません。栄養の「量」が豊富というよりは、栄養の「種類」が豊富といった方が適切かもしれません。

 

甘酒はダイエットに効果的?

一部では、甘酒はダイエットにも効果があると言われているようです。

しかしながら、主成分がブドウ糖の甘酒にダイエット効果を求めるのはいささか無理があるように思えます。一言で言ってしまえば「糖質の塊を飲んで痩せられるわけがない」といったところでしょうか。

朝食などを甘酒に置き換える方法もあるようですが、そうなるとコップ1杯(200ml程度)で約160kcalとカロリー自体は控えめなものの、一方で朝バナナダイエットの記事でも触れたような栄養の偏りという問題が出てきてしまい、痩せたにしてもリバウンドの危険性が高まってしまいます。

もしも甘酒を美容も兼ねてダイエットに活用するのであれば、ヨーグルトや豆乳、卵と一緒に摂るなどして最低でもタンパク質が不足しないようには注意した方が良いでしょう。

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まとめ

ダイエットに関しては残念な報告が多いのが現状ですが、こと美肌と高血圧の改善に関しては割と良い効果が報告されています。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」と言いますので、飲み過ぎに注意つつ、美容と健康の一助として甘酒を活用してみてはいかがでしょうか。