慢性的なむくみが気になる人へ!むくみを元から解消する「腎臓ケア」
OFFICE BODYMAKE 鍼灸師兼ボディメイクトレーナーの田中です。
ボディメイクに励まれている方の中には「慢性的なむくみ」に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなむくみを元から解消するお手伝いをさせていただきたいと思います。
気になるむくみの原因は?
脚の筋力低下や水分・塩分の摂り過ぎなど…むくみの原因はいくつかありますが、特に慢性的なものになってくると【腎臓の機能低下】も挙げられます。
・座りっぱなし、立ちっぱなしといった同じ姿勢を長時間とり続けていなくても脚がむくむ
・顔や手もむくむ
・だるさを伴う
特にこのような症状に心当たりがある方は腎臓を疑った方が良いかもしれません。
腎機能が低下すると何故むくむ?
腎臓の主な役割は「老廃物の濾過(ろか)」です。体に溜まった有害物質や余分な水分を体の外へ排出し、血液をきれいにしてくれます。
例えば健康的なダイエットにタンパク質は欠かせませんが、これを体で代謝する過程で生まれる有害物質の尿素も腎臓で濾過されています。
腎臓が何らかの原因で機能低下を起こしてしまうと、体にはこういった有害物質や余計な水分が溜まっていき、その結果としてむくみの症状が出てしまいます。
腎機能の低下から起こるむくみの場合、むくんでいる部位を直接押したり揉んだりして緩和させたとしても一時的な解決にしかなりません。やはり根本的には原因となる腎臓を元気にしてあげる必要があります。
むくみ解消のための腎臓ケア
◾️腎臓のツボをラインで刺激
腎臓に関連するツボを単体(経穴)ではなくライン(経絡ライン)で刺激します。
これは、人間の体調がその時々で変わっていくためです。
この変化に合わせて正しいツボを見極めながら刺激するには専門的な知識が必要になってしまいますので、まずはこれからご紹介する経穴ラインを刺激し、平均的な腎臓のケアを施していただければと思います。
〈やり方〉
下図のラインに沿って下から上に、指を使って軽く押し込むようにマッサージしていきます。
ちなみに、ライン上にある経穴もピンポイントで押そうとする必要はありません。だいたいの位置を何度か押してみましょう。そのうち1〜2回くらいは経穴に当たります。
鍼でこれをやるわけにはいきませんが、指で押す分には「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」でOKです。
※足の裏からくるぶしの横を通って指3本分くらい上まで、繰り返し押してみましょう。
◾️腰や肩甲骨周りの筋肉を鍛える
腰や肩甲骨周りの筋肉は腎臓を支えてくれている筋肉であり、運動不足によるこれらの筋肉の機能低下はそのまま腎臓の機能低下につながってしまうことがあります。
これの予防におすすめなのが、ベーラー体操です。
〈やり方〉
①うつ伏せに寝る
②頭、腕、脚を床から浮かせる
※この姿勢を10秒キープ
※この姿勢が厳しい方は「浮かせるつもりで力を入れる」程度で構いません
※腰痛のある方は無理をしないでください
さいごに
今回は腎臓に焦点を当てたむくみの解消法をご紹介しましたが、腎臓以外にも心臓や肝臓、静脈、甲状腺の機能不全からもむくみは起こります。特に片脚だけの場合や痛みや熱などを伴うむくみの場合は、専門医の早期受診をおすすめします。
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