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痩せる秘訣は茶色い炭水化物!正しい低インシュリンダイエット

白米よりも玄米、食パンよりもライ麦パン、うどんよりも蕎麦など、炭水化物は白いものより茶色いものの方がダイエットに良いという話を聞いたことはありませんか?

このような食品を主食にするダイエット法は「低インシュリンダイエット」と呼ばれます。

これは単純に茶色いものの方がカロリーが少ないという話ではなく、血糖値の上がり方の違いに着目したダイエット法なのです。

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注目すべきはGI値

GI値(Glycemic Index)は、1981年にデヴィッド.J.ジェンキンズらが提唱した食品ごとの血糖値の上がりやすさを示した指標で、ブドウ糖の100を基準として、それぞれの食品を食べた時にどの程度血糖値が上昇するのかを数値で表したものです。

 

例)主な主食のGI値

・フランスパン 93

・食パン 91

・白米 84

・うどん 80

・コーンフレーク 75

・スパゲッティ 65

・中華麺 61

・蕎麦 59

・玄米 56

 

血糖値と体脂肪の関係

なぜGI値が低い食品がダイエットに良いのかについては、血糖値と体脂肪の関係を知っておくとその理由がわかります。

 

食事から摂った糖質は、小腸で吸収されたのち血管に流れ血糖になります。血糖は運動などのエネルギーとして必要なのですが、高濃度の血糖は糖尿病などのリスクをもたらし人体に有害なため、あまりに血糖値が上がり過ぎた場合は、血糖を脂肪に変える作用のあるインシュリンというホルモンを膵臓から出すことによって血糖値を下げようとします。つまり血糖値の上がり過ぎが体脂肪の増える原因となってしまうのです。

 

このような理由から、血糖値を上昇させやすい高GI値の食品よりも、血糖値を上昇させにくい低GI値の食品の方がダイエットに適していると言えるわけです。

 

ただし糖質の「量」にも注意

GI値の低い食品が体脂肪を増やしにくいことに間違いはないのですが、いかにGI値が低かろうと、そもそもその食品に糖質が多く含まれていたりすると話は変わってきます。

 

これについて最近では、ハーバード大学公衆衛生大学院の研究チームによってGI値に食品中の糖質の量を掛け算したGL値(Glycemic Load)という指標も提唱されていて、基本的には低GL値且つ低GI値の食品(糖質の量が少なく、且つその糖質による血糖値の上昇スピードが遅い食品)がもっとも血糖値を上げにくいとされています。

 

しかしながら、これらの値が両方とも低い食品であったとしても、一度に食べ過ぎればそれなりに血糖値は上がります。あくまで同じ量で比較した時に血糖値が上がりにくく体脂肪が増えにくいだけだということに注意しましょう。

 

まとめ

玄米やライ麦パンといった茶色い炭水化物の食品は、GI値が低くダイエットに適しています。

ただし食べ過ぎてしまえばそれも本末転倒。これらを主食として適量に摂りながら、主菜・副菜と併せてバランス良い食事を心がけることがダイエット中の基本的な食事スタイルと言えるでしょう。