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脂肪を燃やす脂肪!褐色脂肪細胞とベージュ脂肪細胞

人間の脂肪細胞には3つのタイプが存在します。

「白色脂肪細胞」と「褐色脂肪細胞」、そして近年その存在が明らかにされた「ベージュ脂肪細胞」です。

 

3つの脂肪細胞

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◾️ 白色脂肪細胞

一般的に脂肪と言えばコレ。二の腕やお腹などの気になる場所や内臓に付いている、皆さんご存知あの脂肪です。

余分なエネルギーを体内に蓄える役割を担っています。

 

◾️ 褐色脂肪細胞

「脂肪を燃やす脂肪」として、一時期テレビなどのメディアで取り上げられることの多かった脂肪細胞です。

首や肩甲骨周り、脇の下、心臓、腎臓の辺りに存在し、エネルギーを消費して熱を産生します。

 

◾️ ベージュ脂肪細胞

こちらも近年メディアで話題となった第3の脂肪細胞。

白色脂肪細胞の中に混在し、褐色脂肪細胞と同じように熱を産生します。

 

脂肪を燃やす脂肪「褐色脂肪細胞」

褐色脂肪細胞とは?

褐色脂肪細胞の内部には、鉄を含んだ特殊なミトコンドリアが多数存在しています。通常のミトコンドリアは糖や乳酸、脂肪からATPという筋肉を動かすためのエネルギーを作りますが、こちらはATPではなく熱を作ります。

つまり褐色脂肪細胞は、身体を動かさなくても脂肪を消費する、ヒーターのような細胞と言えます。

 

これがあれば運動しなくても痩せられる?

褐色脂肪細胞が脂肪を消費するヒーターというのは事実なのですが、寒い時に震わせることで熱を生み出す「筋肉」も人体においてはヒーターとして機能しています。

つまり、褐色脂肪細胞が必要なのは筋肉が発達していない乳幼児期の話であって、成長するに従って褐色脂肪細胞はその役割を筋肉に譲る形でどんどん減少していきます。残念ながら、成人する頃にはこれでダイエットができるほどの量は残りません。

 

寒冷刺激で活性化できる?

成人には必要性が薄いとはいえ、それでも首や肩甲骨周り、脇の下、心臓、腎臓の辺りに少量残された褐色脂肪細胞。首すじや肩を冷やすことで、その細胞を活性化させるというダイエット法も存在します。

ですが、これは言い方を変えれば、焼け石に水程度の脂肪燃焼のために身体を低体温に持って行くという、かなりリスキーな方法とも言えます。あまりおすすめはできません。

 

白と褐色の中間色「ベージュ脂肪細胞」

ベージュ脂肪細胞とは?

由来が異なるものの、機能としては褐色脂肪細胞と同じように脂肪から熱を産生する細胞です。

褐色脂肪細胞は増やすことが困難な細胞であるのに対して、こちらは白色脂肪細胞から変化させることができるのではないかと推測され、様々な場所で研究が進められています。

 

ダイエットの救世主となり得るか?

未だ研究段階ではありますが、ベージュ脂肪細胞が本当に増やすことが可能な褐色脂肪細胞のようなものなのであれば、これはダイエット業界が揺れるほどの大きな発見となるのは間違いありません。今後に期待しましょう。

 

まとめ

褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞は糖や乳酸と共に脂肪を消費します。

そして、これらはもともと寒さから身を守るためにある細胞なので寒冷刺激の影響を受けます。

だからといって無闇に身体を冷やすようなダイエット法はおすすめできませんが、水泳や水中歩行、アクアビクスはおすすめです。単純に全身運動としてかなりのカロリーを消費します。

確実に痩せたい方は、ぜひ水中で身体を動かす方法をとってみてください。