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自宅で簡単に痩せられる!?ストレッチのダイエット効果とは

テレビや書籍、ネット記事などでしばしば話題に上がるストレッチのダイエット効果。

今回は「ストレッチを行うと本当に痩せるのか」「ストレッチで痩せるとはどういうことなのか」について解説したいと思います。

 

ストレッチがダイエットに効果的と言われる理由

 

ストレッチとダイエット 

 
ストレッチがダイエットに効果的とされる理由として主に以下の2つが挙げられますが、これが非常に誤解されやすい部分でもあるので、まずはこれらから解説していきます。
  
■ 血行が良くなり代謝がアップする 
これは、しばしば「(安静時の)基礎代謝がアップする」と誤解されるのですが「(運動時の)活動代謝がアップする」が正しい解釈となります。
要は、ストレッチによって血行が促進され柔軟且つダイナミックに動くようになった体を動かすと、いつも以上にカロリーを消費しやすいですよということです。
 
あくまで運動をすることが前提のダイエット効果であって、ストレッチだけで基礎代謝がアップして自然と痩せられるというものではないのでご注意ください。 
むしろ、ストレッチだけを続けることでヨガを長期間行った時(※1)のように基礎代謝は低下する可能性すらあります。 
 
 
■ お腹や脚など気になる部分をストレッチすると、その部分がすっきり細くなる
ストレッチで期待できるのは、姿勢不良やむくみの改善によるダイエット効果です。直接的にその部分の脂肪が落ちて細くなるということではありません。
 
全身の筋肉の柔軟性にアンバランスが生じると、関節は硬い方の筋肉に引っ張られ姿勢が歪みます。その結果、内臓の機能低下や血行不良による代謝の低下やむくみ、外見の変化が起こります。
よくあるダイエットのビフォーアフター写真などで気が付いた人もいると思いますが、ビフォーの方はだいたい背中や腰が曲がって姿勢が悪く撮られています。この姿勢は非常にお腹が出て見えるので、ある意味こういった宣材写真には最適な姿勢なのです。
 
そして、これらの改善にストレッチが有効となります。
 
ちなみに、仰向けに寝た状態で足を床から浮かせてキープするというストレッチがお腹に効くと一部で評判ですが、これはストレッチではなくて筋トレです。当然、腹筋が引き締まります。
 

 

ストレッチの消費カロリー 

 
次に、ストレッチ自体の消費カロリーを見てみましょう。
 
例:体重60kgの人が30分間運動した時の消費カロリー
 
・ストレッチ 約70kcal
・ウォーキング 約110kcal
・ジョギング 約220kcal
・水泳 約260kcal

  

ストレッチは、性質的には非常に強度の低い有酸素運動に分類されます。
続けて行うことで一応の脂肪燃焼は期待できますが、何もしていない時の脂肪燃焼と大差はありません。他の一般的な有酸素運動と比べると痩せるペースは著しく遅くなるでしょう。
 

結論 

 
● ストレッチだけではまず痩せられない。 
● 筋トレや有酸素運動など、他の運動の前に行うことで消費カロリーは増やせる。
● 姿勢改善までできれば、見た目が良くなることはある。
 
単純に痩せることが目的であれば、ウォーキングやジョギングなど他の有酸素運動を行った方がはるかに効率的です。
しかしながら、自宅でもどこでも場所を選ばずに空いた時間で行えるという手軽さと、それによる続けやすさに関しては、ストレッチの利点と言えるでしょう。
 
ちなみに、ストレッチには大きく分けて静的ストレッチ(筋肉を静止させた状態で行うストレッチ/例:30秒間の前屈など)と動的ストレッチ(筋肉を動かしながら行うストレッチ/例:ラジオ体操など)があり、本記事で触れているのは主に静的ストレッチの方ですが、運動前に行うストレッチに関しては動的ストレッチを推奨します。