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最も基礎代謝を上げるのは◯◯すること!代謝アップとダイエットの関係

基礎代謝量とダイエット

「ダイエットには基礎代謝を上げることが重要」

「基礎代謝量を増やして太りにくい体を作ろう」

 

古くから言われているダイエットの定番フレーズです。

 

事実、基礎代謝量が増えるということは常時消費するカロリーが多くなるということなので、これはダイエットにおいてとても有効な手段となります。

 

では、基礎代謝量を増やすには具体的に何をすれば良いのでしょうか?

 

今回は、この基礎代謝量の増やし方と意外と盲点になっているダイエットとの関係について解説したいと思います。

 

 

そもそも基礎代謝量とは

 

基礎代謝量は、呼吸や血液の循環、体温の維持など、生体の基礎的な生命活動を維持するために使われているエネルギー量のことです

 

これは生物が生存するのに必要な最低限のエネルギー量であり、「安静時の代謝量」と表現されることもあります。

 

基礎代謝量を増やすには?

 

よく「歳をとると(基礎)代謝が落ちる」と言いますが、例えば1歳の乳幼児と60歳の成人とでは、60歳の成人の方が基礎代謝量が低くなるのでしょうか?

 

答えはNOです。

 

体重あたりの基礎代謝量は1歳の方が60歳より3倍ほど高くはなりますが、全身の基礎代謝量で見ると60歳の方が1歳よりも2倍ほど高くなります。

 

これは、以下の式を見ていただくとその理由がわかると思います。

 

基礎代謝量=基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)×体重(kg)

 

そうです。基礎代謝量は「体重」に比例するのです。

 

よって、基礎代謝量を増やす唯一の方法は体重を増やすこと。

 

つまり「食べること」です。

  

ちなみに、一般的には筋肉を増やすと基礎代謝量が増えるとも言われています。

 

これは、基礎代謝量の内訳として、体の中で特に多くエネルギーが使われている組織が「脳」「肝臓」「筋肉」の3つであり、このうち本人の努力で増やせるのが筋肉だけであるためですが、この筋肉を増やすためにも、直接的に必要なのはやはり「食べること」。

 

こうして考えると、体重を減らすダイエットと基礎代謝量を増やすことは、完全に相反する行動だということがわかります。

 

基礎代謝量を増やしてダイエットするというのは、自動車で例えるならギアをバックに入れて前進するようなもの。実はダイエッターにとって究極のジレンマなのです。 

 

 

ジレンマを解消するには

 

基礎代謝アップ(増量)とダイエット(減量)は同時にやろうとすると難しいですが、同時でなければ話は別です。

 

例えば、筋肉を増やす「増量期」と脂肪を減らす「減量期」に分けて体を管理するピリオダイゼーション

減量で基礎代謝量が落ちてしまうなら、その前に余分に筋肉を増やしておいて、最終的に基礎代謝量を維持した状態で脂肪を減らそうという方法です。

 

現にコンテストに出るボディビルダーやフィジーカーのような筋肉モリモリで体脂肪が少ない体はこの方法で作られており、これであれば(彼らのようなレベルには行かないまでも)最も現実的に基礎代謝の上がった太りにくい体を手に入れることができます。

 

ただ、このピリオダイゼーションには、専門的な知識と徹底した体組成の管理が必要になりますので、確実に行うならばプロのトレーナーなど専門家の指導の下で行った方が良いでしょう。