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【遺伝子ダイエット】バナナ型(β2AR型)食事と運動のポイント解説

以前の記事に引き続き、今回は【バナナ型】の特徴とダイエットへの応用についてより詳しく解説します。

 

遺伝子ダイエットの概要については、以下のリンクからご覧ください。

【遺伝子ダイエット】太り方は遺伝する?人によって太り方が違う理由 - ダイエット&体作りブログ「オフィスボディメイク」

リンゴ型は→こちら

洋ナシ型は→こちら

主な特徴

バナナ型

バナナ型はβ2AR(ベータ2アドレナリン受容体)に変異を持っており、脂肪も筋肉がつきにくいタイプです。日本人では約16%がこの変異を持つと言われています。

この遺伝子に変異があると、リンゴ型や洋ナシ型とは逆にエネルギーの代謝が良くなり、その分食べても太りにくい体質となります。その結果、全体的に痩せ型であることからこの体型を例えてバナナ型と呼ばれています。

これだけ見ればダイエットには理想的なタイプに思えますが、この代謝の良さは糖質や脂質だけでなくタンパク質まで代謝してしまうので、筋肉がつきにくく「見た目は太っていなくても筋肉が少ないだけの隠れ肥満」となりやすいのもこのタイプの特徴です。また、基礎代謝が落ちてくる30代以降にこの影響は顕著に出始め、それまでと一転してこの辺りから見た目が一気に太ってしまうということもあります。つまり、基本的には太りにくいものの一度太ってしまうとひたすらに痩せにくいタイプということです。

 

食事の注意点

バナナ型の人は、前述の特徴から筋肉を減らさないために3つのタイプの中で最もタンパク質が必要となります。肉や卵、乳製品、大豆製品などを中心とした食事を摂りましょう。少なくとも1日に体重の1000分の1(体重が50kgなら50g)のタンパク質は欲しいところです。

リンゴ型や洋ナシ型に見られる「基礎代謝阻害」は特になく、むしろβ2ARに変異を持ったこのタイプの人は、そうでない人に比べて1日の基礎代謝量が200kclほど高くなる傾向があります。とにかくせっかく摂取したタンパク質も、摂ったそばからすぐに分解してエネルギーにしてしまおうとするような非常に代謝しやすい体質なので、食事は1回の量より頻繁が重要です。場合によっては間食などを駆使して、なるべくタンパク質の補給が途切れないように意識しましょう。

また、バナナ型が太ってしまった場合、洋ナシ型と同じように飽和脂肪酸が天敵となります。マヨネーズやバター、マーガリンなどの油やケーキやクッキーなどのお菓子は控えましょう。

 

運動のポイント

筋トレする男女

バナナ型の運動のポイント

 

バナナ型の人には、筋肉をつけるための筋力トレーニングが効果的です。

ただし、長時間のトレーニングはそれ自体のエネルギー消費も筋肉の分解を促進してしまうので注意が必要です。脚や背中などの大きい筋肉を中心に、且つそれらを複数同時に鍛えられるエクササイズ(スクワットやデッドリフトなど)を重めで行うかわりに回数を少なくするなど、短時間でしっかり筋肉に刺激を与えられるような工夫をしましょう。

サプリメントを利用するなら、筋肉の分解を抑制するBCAA(分岐鎖アミノ酸)や筋肉の材料となるプロテインを摂取すると良いでしょう。

 

ジムでのエクササイズ例

・スクワット 8回×3セット

・デッドリフト 8回×3セット

・チェストプレス 8回×3セット

・シットアップ 20回×3セット

・トレッドミルウォーキング 6km/時 20分

 

まとめ

● 基礎代謝が高くなるが年をとるほど太りやすくなる

● 食事はタンパク質の補給をこまめに

● 運動は筋トレを中心に

● 強い負荷で短時間にサクッとトレーニングするのが理想