肩甲骨を動かそう!1分で出来る肩こり解消エクササイズ
最近テレワークが多くなって普段以上に肩こりに悩まされている、という人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな人のために、1分で簡単に出来る肩こり解消エクササイズをご紹介したいと思います!
肩こりの原因は「筋肉」
肩こりは、主に肩甲骨周りに付着する僧帽筋や肩甲挙筋、菱形筋といった筋肉を長時間動かさなかったり、弱い力で緊張を続けた時に起こる血行不良や筋膜の癒着が原因とされています。そのため、肩こりの解消には、これらの筋肉を適度に動かして血行を改善してやることが重要になります。
※ 肩甲骨は、大きな骨でありながら他の骨との結合が極端に少なく、ほとんど背中側にぶら下がった状態で大部分を筋肉に支えられているという、人体の中でも特殊な骨。
また、普段私たちが「肩関節」と呼んでいる腕と胴体の付け根の部分は、正確には「肩甲上腕関節」といって、肩自体ではなく主に腕を動かすための関節です。
肩を動かす時はこの他に「第二肩関節」「肩鎖関節」「胸鎖関節」「肩甲胸郭関節」といった関節も使って、肩甲骨や鎖骨ごと動かす必要があります。
肩甲骨の動き
これらの筋肉を動かすには、肩甲骨そのものを動かさなければ意味がありません。
肩甲骨の動きには主に
・挙上(上にあがる動き)と下制(下にさがる動き)
・内転(内側に寄せる動き)と外転(外側に開く動き)
・上方回旋(回りながら上にあがる動き)と下方回旋(回りながら下に下がる動き)
という3対計6つの動きがあり、上記の筋肉を含めた様々な筋肉がこれを可能にしています。
つまり、これらの動きをすることで肩甲骨周りの筋肉は満遍なく動かせます。
肩こり解消エクササイズ
エクササイズ1: 上下の運動(肩甲骨の挙上・下制)
*胸を張って、腕を下げたまま肩を上げ下げします。
*5往復
エクササイズ2:前後の運動(肩甲骨の内転・外転)
*背中を丸めながら肩を前に出し、胸を張りながら後ろに引きます。
*5報復
エクササイズ3:回す運動(肩甲骨の上方回旋・下方回旋)
*腕を体の前から後ろに、大きく外側に回しながら移動させます。続いて体の後ろから前に、大きく内側に回しながら移動させます。
*5往復
※ 実際の動きは下の動画を参考に。
さいごに
通常、肩もみは僧帽筋を揉むことを指しますが、この僧帽筋は肩甲骨だけでなく首や頭部を支える役割もありますので、「肩こり」と言っても厳密には姿勢不良からくる首のこりの場合もあります。
また、僧帽筋のようなアウターマッスルのこりとは別に「痛み」がある場合は、もっと奥にあるインナーマッスルの炎症の可能性もあります。
あまりにもひどい場合は、専門医を受診しましょう。