ダイエット&体作りブログ「オフィスボディメイク」

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トレーナーのつぶやき「劇的なビフォーアフターの広告」

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どうも、ボディメイクトレーナーの神林です。

 

個人的な話ですが、ジムやエステ、サプリメントなどの広告で劇的なダイエットのビフォーアフター写真を見たりすると、「実際どのくらい効果があるものなのか」が気になります。

 

ただし、サプリメント に多い『飲むだけで痩せる、つらい運動をしなくてもマッチョになれる』系は全く信用していません。

科学的にあり得ないし、明らかにアフターが別人の写真や商品と無関係な人の写真の場合がほとんどなので。

 

気になるのは、ちゃんとその商品やサービスを利用したであろう人物のビフォーアフター写真を見たときです。

これもライザップのCMがそうであったように「猫背にしてお腹を突き出す→背すじを伸ばしてお腹を引っ込める」と姿勢(&表情)を変えるだけで、ある程度体はスリムに見えてしまうので、そのあたりの誤差を加味しつつ「なるほど、3ヶ月でこのくらいか。この人頑張ったんだなあ」とか「いやいや、実際全然変わってないでしょ!」などと思いながら眺めてしまいます。

 

ところで、2018年5月より医療広告ガイドラインが施行され、ビフォーアフター写真の使用が原則的に禁止されたのは、まだ記憶に新しいところ。

 

なので「ビフォーアフター写真を使っていること自体が違法なのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、このガイドラインは『薬機法(旧薬事法)』で定められたものだし、そもそも医療広告を対象としたものなので、ジムやエステ、サプリメント(一部を除く)の広告はこれに該当しません。だからいまだに目にすることがあるんですね。

 

とはいえ、こちらはこちらで『景品表示法』という法律の対象内です。

ビフォーアフター写真が使えたとしても、虚偽のお客様の写真や、実際のお客様の例であったとしても平均的な効果から逸脱して良い効果があった特殊な例は本来NG。

 

NGですが、第三者がそれを見分けるのは困難なので、このような広告は結構溢れかえっています。

 

皆さんは、写真だけを鵜呑みして広告を信用することのないようお気をつけください。