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食べたものがなかったことに!?糖質ブロック系サプリの効果と注意点

 

食べたものがなかったことに!

 
そんなことができたらダイエットはどんなに楽だろうと考えたことはありませんか?
 
実はダイエット用のサプリメントの中には、これに近いことが可能なものがすでに存在しています。
 
それが“糖質ブロック系サプリメント”です。
 
今回は少し難しい話にも触れるので、サクッと読みたい方は青文字の部分だけを追ってみてください。
 
 

糖質ブロック系サプリメントって? 

 
食事の前に摂取することで、糖質の吸収をブロック(阻害)する働きを持ったサプリメントの総称です。
カーボ(炭水化物≒糖質)などが頭に付いて「◯◯ブロッカー」という名称で販売されていたりします。
 
身近なところでは「糖質の吸収を抑える」と銘打ってスーパーやコンビニなどで売られている特保飲料もこれに含まれます。
 
 

どうやってブロックするの?

 
糖質ブロック系サプリメントの多くに含まれている白インゲン豆エキス難消化性デキストリンには、α-アミラーゼという消化酵素の働きを阻害する作用があります。
 
通常、米などに含まれる糖質(でんぷん)は分子が大き過ぎてそのままでは吸収ができないので、私たちは主に唾液に含まれるα-アミラーゼを使ってこれをもっと小さな糖質(ブドウ糖)に分解することで吸収を可能にしていますが、この分解が阻害されることで、でんぷんは胃や腸で吸収されることがないまま体外に排出されます。
 
当然、体はその分のカロリーも取れないことになりますので、結果として糖質をとっても比較的太りにくくなるというわけです。
 
 

使用上の注意点 

 
◼︎ 効果のない糖質もある
 
上記のように、糖質ブロック系サプリメントは大きな糖質の分解を防ぐことでその吸収をブロックするものです。
 
なので……
 
ブドウ糖や果糖など、元から小さな糖質には何ら効果がありません。
これらが多く含まれているお菓子やジュースなどを口に入れる前にこのサプリメントを摂取しても意味がないので注意しましょう。
 
 
◼︎ お腹の調子に気をつけて
 
糖質の正常な消化を阻害する作用のあるサプリメントである以上、場合によってはお腹が痛くなったり緩くなったりします。
 
特にお腹の弱い方は、医師と相談の上で使用するようにしましょう。
 
また、これは白インゲン豆を使ったサプリメント全般でよく誤解されることなのですが、原料は白インゲン豆であっても実際サプリメントに使われているのは抽出加工された白インゲン豆エキスです。白インゲン豆そのものではありません。
少し具体的に説明すると、糖質をブロックする効果は白インゲン豆に含まれるファセオラミンというレクチンの一種によるところが大きいのですが、同じく白インゲン豆に含まれるその他のレクチンの中には、フィトヘマグルチニンなど食中毒の症状を引き起こす種類のものも存在します。
白インゲン豆そのものを大量に使ったダイエットには大きなリスクが伴いますのでご注意下さい。
 
 
◼︎ 過信は禁物
 
いかに糖質の吸収をブロックするとはいえ、その量には限りがあります。

実際のところ糖質ブロック系サプリメントというのは、おかずよりご飯をちょっと多めに食べ過ぎちゃうくらいのプチ食いしん坊さんに向いたサプリメントです。

あまりにも食べ過ぎればサプリメントを使ったところで当然カロリーオーバーになりますし、かと言ってサプリメントの量を増やすと上記のような健康上のリスクが増してしまいます。

 

月並みな話ですが、ダイエットはあくまで適度な食事と運動の習慣化が基本です。

 

 

まとめ

 
糖質ブロック系サプリメントは、糖質の吸収をブロックする働きを持ったサプリメント。
これによって大きな糖質は胃や腸で吸収されることがないまま体外に排出されるが、ブドウ糖などの小さな糖質には効果がない。
お腹を壊すなどのリスクもあるので、適切に使用してダイエットを捗らせよう。