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朝バナナダイエットは本当に痩せる?その実態と正しい食べ方を紹介

数年前に、朝バナナダイエットというダイエット法がテレビ番組で紹介され話題になりました。

しかしその後「痩せなかった」「むしろ太った」という人やこのダイエット法に警鐘を鳴らす医学関係者なども現れて賛否両論となり、最近はあまりテレビで見かけなくなりましたね。

そんな朝バナナダイエットですが、結局のところ痩せるのか?痩せないのか?

今回は、その効果の実態に迫ってみたいと思います。

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朝バナナダイエットとは

朝バナナダイエットは、その名の通り朝食をバナナで済ます、いわゆる単品ダイエットの一種です。

バナナ自体がエネルギーの代謝を助けるビタミンB群に加え、便秘予防に有効な食物繊維や抗酸化作用のあるポリフェノールなどを豊富に含んでいることもあり、女性を中心に愛好者の多いダイエット法でもあります。

ちなみに、これを夕食で行うものは夜バナナダイエットと言います。

 

バナナは栄養豊富な食べ物

バナナは様々な栄養が詰まった食べ物です。その中でも特に美容やダイエットに役立つとされる栄養素がこちら。

 

ビタミンB1・・・糖質の代謝をサポート

ビタミンB2・・・脂質の代謝をサポート

ビタミンB6・・・筋肉の合成をサポート

カリウム・・・むくみを予防

ナイアシン・・・糖質・脂質の代謝をサポート

ヒスチジン・・・食欲の抑制

ポリフェノール・・・肌の酸化を予防

食物繊維・・・便秘を予防、血中コレステロールの抑制

 

バナナは中サイズ1本で約85kcalとそこそこカロリーはあるものの、炭水化物の半分以上が食物繊維でできているため、食べ過ぎさえしなければカロリーよりもこれらの栄養素によるダイエット効果の恩恵の方が大きいと言えるでしょう。

 

間違った朝バナナダイエット

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「痩せなかった」「むしろ太った」という人がいるように、必ずしも痩せられるわけではなさそうな朝バナナダイエット。当然ながら、これらの失敗例にはそれなりの原因があります。

 

■ 水分が不足している

バナナは便秘の予防に良いとされていますが、これはバナナに含まれる不溶性食物繊維が胃の中で水分を吸収することでお通じが良くなるためであって、そもそも水分が不足しているとお通じは改善されず体重も落ちません。また朝は体の水分が元から不足している状態なので特に水分が必要です。

■ 栄養が偏っている

いかに栄養が豊富なバナナとは言え、人間の生活に必要な栄養素がバランス良く含まれているわけではありません。また食物繊維が多いのは事実ですが、それでもバナナのメインは糖質です。朝食がバナナだけになるということは糖質中心の食事になることと同義で、特にタンパク質不足による代謝の低下はリバウンドの危険性を高めてしまいます。

■ トータルでカロリーを摂り過ぎている

朝食をバナナに置き換えたところで、それ以外の食事でカロリーを摂り過ぎては元も子もありません。特に夜の遅い時間に夕食を食べる人は、それだけで脂肪になりやすい食事スタイルです。

 

正しい朝バナナダイエット

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忙しい朝に手軽に食べられるバナナはやはり便利なもの。朝バナナダイエットで健康的に痩せるためにも、以下のポイントは押さえておきましょう。

 

○ バナナと一緒に水分を摂る

便秘の予防に水分は必須です。朝もそうですが、基本的には1日を通してこまめな水分補給を心がけましょう。

○ タンパク質も摂る

代謝を維持してリバウンドを防ぐためにはタンパク質が欠かせません。朝食時にバナナと一緒に摂るなら、乳酸菌やビフィズス菌で腸内環境も整えてられるヨーグルトが良いでしょう。

○ 全体のカロリーを抑える

バナナを食べる食べないに関わらず、1日の摂取カロリーは適正に保ちましょう。基本的なことですが食べ過ぎは肥満の元です。特に夜間は気を付けて。

 

まとめ

それだけを食べていれば健康的に痩せられる、といったパーフェクトフードは存在しません。

しかし、バナナは上手く利用すればダイエットに効果的な食べ物ではあります。唯一問題視される糖質も運動前に補給する分には最適のエネルギー源です。

朝食もバナナだけに偏ることなく「バナナ+ヨーグルト+水分」などのように、手軽に食べられてカロリーを抑えつつもバランスの良い内容にすることで、朝バナナダイエットの本当の効果が得られるでしょう。