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油を飲んで痩せる!?話題のMCTオイルとダイエット効果

ココナッツ

最近、世間では「体に良い油」が注目され始めています。

特にダイエットにも効果的ということで売り上げを伸ばしているのがMCTオイル。

これが具体的にどのような効果を持っているのか解説したいと思います。

 

MCTオイルとは 

MCTは「Medium Chain Triglyceride(中鎖脂肪酸)」の略で、油に含まれる脂肪酸のうち、8〜10個の炭素がまっすぐ鎖状に並んだような分子構造の飽和脂肪酸のことを言います。MCTオイルとは、その名の通り中鎖脂肪酸でできた油のことです。

 

ほとんどがココナッツ由来で、少し前に流行った「ココナッツオイル」も中鎖脂肪酸を60%ほど含んでいますが、現在流行っている「MCTオイル」とは中鎖脂肪酸が100%のものを指します。

 

MCTオイルの特徴

ダイエットに効果的とされる特徴

・運動のエネルギーになりやすい

体に良いとされる油は色々ありますが、例えばオリーブオイル(長鎖脂肪酸)などと比べるとMCTオイル(中鎖脂肪酸)は結合している炭素の数が少なく体内での消化・吸収・分解のプロセスが非常にスムーズです。

このためすぐに運動のエネルギーとして使用されやすく、体脂肪になりにくいという特徴を持っています。

 

・ケトン体を作りやすい

MCTオイルはケトン体の生成を促す効果もあり、特にケトジェニックダイエットなどの糖質制限中に摂取することで、効率良く体脂肪を代謝させることができます。

 

・満腹感を維持できる

これはMCTオイルに限った話ではありませんが、脂質はカロリーこそ高いものの食後の満腹感を維持させる効果があります。

これによって食べ過ぎを防ぐことができます。

 

その他の特徴

・常温で保管が可能

・酸化しにくい

・熱に弱い

 

MCTオイルの摂取方法

MCTオイルは、沸点が150℃〜160℃と油の中では低い方で、フライパンで火にかけたり電子レンジで温めたりするとすぐに煙となって気化してしまうため加熱調理には向きませんが、それ以外であれば料理にかけたり飲み物に混ぜたりして様々な方法で摂取することができます。

もちろんそのまま飲んでもOKです。

 

ちなみにMCTオイルの1日の摂取量は体重1kgあたり0.5gが目安です。 

体重60kgの人なら30gとなり、それもあってかコーヒーに大さじ一杯(15g)のMCTオイルを入れて朝食と間食に飲むという方法が人気のようですが、これだと人によっては腹痛や下痢を起こすことがあります。そのような人は小さじ一杯(5g)程度の少量から始めましょう。

 

さいごに

今回はMCTオイルとダイエット効果について解説しましたが、これはあくまで「(中性脂肪になりやすい)長鎖脂肪酸と比較したときのダイエット効果」です。

 

MCTオイル自体はやはりカロリーの高い脂質なので、単に普段の食事に上乗せする形ではダイエットはできません。

 

MCTオイルがダイエットに最も効果を発揮するのは、前述したケトジェニックダイエット中となります。糖質を制限した上でMCTオイルを摂取し、ケトーシス状態を作ることで脂肪をエネルギーに変えて代謝させましょう。

 

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