糖質ゼロと糖類ゼロの違いは?ややこしい表示を総まとめ
ダイエット食品や飲料のパッケージでよく見かける「糖質ゼロ」や「糖類ゼロ」の表示。
とりあえずカロリーが少なそうなイメージではありますが、この微妙な表現の違いが気になったことはありませんか?
糖質と糖類の違い
糖質と糖類の違いを図で見てみましょう。
炭水化物を細かく分類したとき、炭水化物の一部に糖質、糖質の一部に糖類が含まれているのが分かりますね。
ややこしい栄養表示一覧
法律上の栄養表示基準
■ 糖質ゼロ単糖類・二糖類・多糖類・糖アルコール・その他が 食品100g中0.5g未満(飲料100ml中0.5g未満)■ 糖質カット単糖類・二糖類・多糖類・糖アルコール・その他が 食品100g中5g未満(飲料100ml中2.5g未満)■ 糖類ゼロ/無糖/ノンシュガー/シュガーレス単糖類・二糖類が 食品100g中0.5g未満(飲料100ml中0.5g未満)■ 微糖/低糖単糖類・二糖類が 食品100g中5g未満(飲料100ml中2.5g未満)■ ゼロカロリー/ノンカロリーカロリーが 食品100gあたり5kcal以下(飲料100mlあたり5kcal以下)■ カロリーオフ/カロリーカット/カロリー控えめカロリーが 食品100gあたり40kcal以下(飲料100mlあたり20kcal以下)
番外編
■ 砂糖不使用加工段階で砂糖を使っていない(元の食品に糖質が含まれている場合あり)■ 糖分控えめ/甘さ控えめ具体的な基準なし(味覚としての甘さの表現なので個人差あり)
まとめ
糖類ゼロというのは、単糖類と二糖類こそ少ないもののそれ以外の多糖類や糖アルコール、甘味料などが含まれている可能性のある表現です。
その点から考えれば、糖質制限をしている方にとっての安心度は、食物繊維以外の全ての炭水化物が少ない糖質ゼロの方が高いと言えるでしょう。
ただし、どちらも極端に少ない旨を表しただけであって、0gや0kcalを意味したものではありません。
「塵も積もれば山となる」と言いますが、ゼロという表現を過信した食べ過ぎ、飲み過ぎには注意しましょう。