腹直筋を鍛えてもウェストはくびれない!くびれたいなら〇〇を鍛えろ!
ウェストのくびれと腹直筋は直接的に関係はありません。
腹直筋を鍛えるトランクカールやシットアップ、レッグレイズなどのエクササイズでは、腹筋を割ってシックスパックを作るには有効であっても、ウェストサイズを変える(細くする)効果は得られないのです。
もしあなたがくびれを作りたいなら鍛えるべきは「腹横筋」です。
今回はこの腹横筋の鍛え方をご紹介します。
腹横筋について
■ そもそも腹横筋とは?
腹横筋は、腹直筋や内・外腹斜筋のさらに下にあるインナーマッスルで、肋骨(第7〜第12肋軟骨)や骨盤(腸骨稜)からお腹の中央(腹横筋鞘・白線)に向けて水平に付いている、コルセットのような筋肉です。
■ 腹横筋は何のためにある?
主な役割としては、お腹を凹ませて内圧を高めること。
これによって身体を動かす時に腰部を安定させたり、複式呼吸で強く息を吐かせたり、排便や排尿を助けてくれたりしています。
■ 腹横筋を鍛えるとどうなる?
前述のように、腹横筋はお腹の内側にコルセット状に付いた筋肉です。
これを鍛えることによって、まさにコルセットを締めた時のごとくお腹が細く引き締まります。
腹横筋の鍛え方
腹横筋は、腹式呼吸で息を吐き、胸式呼吸で息を吸う「ドローイング」で鍛えることができます。
これは腹式呼気で腹横筋を収縮させ、胸式吸気でそれを維持、再び腹式呼気で収縮、という意識的な呼吸を伴ったエクササイズですが、わかりにくい方は「お腹を凹ませたまま、息を止めることなく呼吸を続けるだけ」と解釈してもらえればOKです。
まずはこのドローイング(30秒間)を1日に3回、これを1週間行なってみましょう。
歯を磨いている時やテレビを観ている時、電車に乗っている時でも構いません。これだけでも少しずつウェストが引き締まっていくのを感じられるはずです。
腹横筋の簡単エクササイズ
ドローイングに慣れてきた方は、ドローイングを体幹部のエクササイズと組み合わせて行うことによって、さらに効果的に腹横筋を鍛えることもできます。
ここでは、その代表的なエクササイズとして「プランク」をご紹介します。
プランク
① うつ伏せになり、肘と爪先で身体を支える
② お腹を凹ませ(ドローイングを行い)、お尻を締める
③ この姿勢を30秒間キープ
※ 30秒がキツい方は10秒から始めましょう※ 途中で息を止めないように注意しましょう
※ 身体は真っ直ぐにして、腰が反らないように注意しましょう
※ 腰に痛みや違和感を感じたら中止しましょう
まとめ
・腹横筋はお腹を引き締める筋肉
・基本は「ドローイング」
・慣れてきたらドローイングしながらの「プランク」に挑戦
この夏は腹横筋を鍛えて、引き締まったウェストをゲットしましょう!